「FPS」って言葉を聞いたことありますか？
ゲーム好きなら「FPS」と聞くと、銃で撃ち合うシューティングゲームを思い浮かべるかもしれませんね。
でも、動画の世界にも「FPS」があるんです！
動画におけるFPSは、Frames Per Second（フレーム パー セカンド）の略で、 1秒間に表示される画像の枚数 を表します。
パラパラ漫画を想像してみてください。1枚1枚の絵を高速でめくると、絵が動いているように見えますよね？動画も同じで、たくさんの画像を連続で表示することで、滑らかな動きを作っています。
FPSが高いほど、1秒間に表示される画像の枚数が多いので、より滑らかで自然な動きになります。逆にFPSが低いと、カクカクとした動きに見えてしまいます。
FPSは動画の見栄えに大きく影響する ので、動画を作るならFPSについて理解しておくことが重要です。
この記事では、初心者の方でもわかりやすく、FPSの基本や選び方について解説していきます。
FPSの基本
1. FPSの数値と動画の見え方
FPSの数値が大きくなるほど、動画は滑らかに見えます。
- 24fps: 映画などによく使われるFPSです。
- 30fps: テレビ放送やYouTubeなどの動画サイトでよく使われるFPSです。
- 60fps: ゲーム実況動画やスポーツ中継など、動きの激しい動画でよく使われるFPSです。
2. FPSの選び方
FPSは、どんな動画を作りたいかによって、適切な値が変わってきます。
- 映画のような雰囲気の動画: 24fps
- 一般的な動画: 30fps
- 動きの激しい動画: 60fps
３．動画撮影のFPS設定：基本は30fpsでOK！
動画撮影を始めるときに、まず最初に迷うのがFPSの設定ですよね。
「一体どれを選べばいいの？」
そんな悩みをお持ちのあなたへ。基本的には 30fps を選んでおけば大丈夫です！
30fpsは、テレビ放送やYouTubeなどの動画サイトで一般的に使われているFPSです。人間の目には十分滑らかに映るため、ほとんどのシーンで問題なく使えます。
30fpsが万能な理由
- 滑らかで自然な動き: 30fpsは、人間の目で見たときに自然で滑らかな動きを再現できます。
- ファイルサイズが大きすぎない: 60fpsと比べるとファイルサイズが小さくなるため、保存容量やアップロード時間を節約できます。
- 編集しやすい: 多くの動画編集ソフトが30fpsに対応しているため、編集作業がスムーズに進みます。
こんな場合は60fpsも検討してみよう
30fpsを基本として、以下の場合は60fpsでの撮影も検討してみましょう。
- 動きの激しいシーンを撮影する場合: スポーツやアクションなど、動きの激しいシーンを撮影する場合は、60fpsの方がより滑らかで迫力のある映像になります。
- スローモーション再生をしたい場合: 60fpsで撮影した動画は、編集ソフトでスローモーション再生してもカクカクしにくく、滑らかなスローモーションを実現できます。
- 高画質を求める場合: より滑らかで高画質な映像を求める場合は、60fpsでの撮影がおすすめです。
FPS設定を変更する方法
FPSの設定方法は、カメラによって異なります。
一般的なカメラでは、メニュー画面から「動画設定」や「撮影設定」を選び、「フレームレート」または「fps」という項目で設定を変更できます。
お使いのカメラの取扱説明書を確認して、FPS設定を変更してみましょう。
FPSに関するよくある質問
Q1. FPSが高いほど画質は良くなるの？
A1. いいえ、FPSと画質は別のものです。画質は解像度によって決まります。
Q2. FPSを高く設定すれば、どんな動画でも滑らかに見えるの？
A2. はい、基本的にはFPSを高く設定するほど滑らかに見えます。しかし、FPSを高くするとファイルサイズが大きくなるというデメリットもあります。
Q3. 動画をアップロードする際にFPSを変更する必要はありますか？
A3. いいえ、多くの動画共有サイトでは、アップロードした動画のFPSを自動的に調整してくれます。
参考サイト